・鶏のムネ肉からエタノール抽出したプラズマローゲンを含有する機能性食品原料
・ヒトの体内に存在するリン脂質の一種
(脳、心臓、腎臓、骨格筋などに多く含まれている)
・学習機能、認知機能向上の注目原料
・2007年、農水省所轄一事業として研究開発開始
・丸大食品中央研究所と大学機関にて共同研究
・「学習記憶能力増強剤」にて物質特許を取得(2017年9月)
・機能性表示食品受理。SR提供開始。
(表示しようとする機能性)
■1mg/日摂取:言語記憶力を維持する機能(2020年2月)
■0.5mg/日摂取:認知機能速度を維持する機能(2022年1月)
<記載例>
鶏由来プラズマローゲンには、中高年の方の認知機能の一部である言語記憶力(言語を記憶し思い出す力)と、認知機能速度(視覚情報を素早く正確に判断して適切な行動につなげる力)を維持するのに役立つ機能があることが報告されています。
「プラズマローゲン」は、人間や動物の体内に含まれる脂質成分であるリン脂質の一種です。
(一般的なリン脂質とは異なる特殊な構造を持ちます)
人間の体内にあるリン脂質の約2割がプラズマローゲンだと言われており、特に脳や心臓、骨格筋などの酸素の消費量が多い部分に多く存在するとされています。
加齢に伴い、血液中のプラズマローゲン量は4割ほど減少していくと考えられています。さらに、アルツハイマー型認知症患者の脳内でプラズマローゲン量が低下することが確認されました。
この報告から、プラズマローゲン量とアルツハイマー型認知症の発症には何等かの関連性があるのではないかとの仮説が生まれ、多くの研究が進められています。
プラズマローゲン成分を安定した状態で抽出できる食品を模索する中で、産卵後の親鶏のムネ肉は、より効率的にプラズマローゲンを抽出できることが発見されました。
この親鶏は年間数億羽も産出されますが、食用に向かないためその多くが廃棄されています。プラズマローゲンを抽出できることにより、親鶏の最大の有効利用法が見出されたといえるでしょう。
プラズマローゲンの潜在能力がさらに解明されることで、より多くの人々の認知機能の維持と、健康寿命を延ばすはたらきが期待されています。